北海道の無料キャンプ場で長期滞在するために必要な8つの条件|実際に21泊してわかったこと

北海道の無料キャンプ場で長期滞在するキャンピングカーと8つの条件を紹介 キャンプ場・車中泊スポット
稚内に21泊してわかったこと

こんにちは。おでかけ部のなかじです。

北海道をキャンピングカーで旅していると、無料で利用できるキャンプ場や野営場がたくさんあります。景色がきれいで、トイレもある。水も使えて、しかも無料。1泊するだけなら、それだけでも十分ありがたいですよね。

でも、同じ場所に3泊、5泊、1週間……と滞在しようとすると、少し話が変わってきます。

私の北海道旅は、観光地を次々と移動していくというより、気に入った場所に何日も滞在するスタイルです。2026年の北海道旅では、稚内森林公園キャンプ場に21泊22日滞在しました。

その間、草刈りのために数メートル車を動かした以外は、キャンピングカーはほぼ同じ場所。買い出しも0回。走行充電も0回でした。車内シャワーを使い、仕事をして、ご飯を作って、いつも通り生活していました。

北村中央公園ふれあい広場キャンプ場では9連泊。キトウシ(来止臥)野営場にも毎年1週間から10日ほど滞在しています。暑寒海浜キャンプ場でも、何日も同じ場所で過ごします。

稚内森林公園キャンプ場に長期滞在するキャンピングカーと駐車場の様子

こういう旅をしていると、

「無料キャンプ場ならどこでも長期滞在できるわけではない」

ということがよく分かります。

長く滞在するために必要なのは、豪華な設備ではありません。大事なのは、

そこで普段の生活を続けられるかどうか。

今回は、北海道の無料キャンプ場に実際に何日も滞在してきた経験から、私が「ここなら長く滞在できる」と感じる条件について紹介します。

無料だから長期滞在できるわけではありません

無料キャンプ場を探すとき、

  • トイレがある
  • 炊事場がある
  • 景色がいい
  • 車を横付けできる
  • 無料で利用できる

といったところを見る人も多いと思います。もちろん私も見ます。

でも、1泊する場所を探すときと、1週間過ごす場所を探すときでは、見るところが少し違います。

1泊なら、食料も水も十分持っています。サブバッテリーも満充電。シャワーも前日に済ませておけばいい。多少不便でも、翌日には移動できます。

でも1週間となると、そうはいきません。何日も滞在すれば、水も使いますし、食料も減ります。ゴミも出れば電気も使う。洗濯物も増えるし、当然シャワーも浴びたくなります。雨の日もあれば、暑い日もあります。

つまり、

滞在期間が長くなるほど「キャンプ」ではなく「生活」に近くなっていきます。

私が無料キャンプ場を見るときも、「泊まれるかな?」ではなく、

「ここで何日間、普通に暮らせるかな?」

と考えることが多くなりました。

私が実際に長く滞在している無料キャンプ場

今回の記事で紹介する条件は、頭の中で考えたものではありません。実際に私が何度も長期滞在している場所を振り返ってみると、共通している条件が見えてきました。

稚内森林公園キャンプ場

2026年は7月28日から8月18日まで、21泊22日滞在しました。草刈りのときに数メートル車を動かしただけで、あとはほぼ同じ場所。21泊の間、買い出し0回、走行充電0回で過ごしています。

出発するときには、「今年の稚内滞在もめっちゃ楽しかった」と思えるくらい、私にとっては居心地のいい場所です。

北村中央公園ふれあい広場キャンプ場

北村中央公園も、北海道旅では何度も利用している場所です。2026年には9連泊しました。

出発する朝にも、給排水タンクの水を入れ替え、炊飯やコーヒー用の水を補給しています。こういうことが普通にできる場所は、長期滞在ではかなり助かります。

雨の北村中央公園ふれあい広場キャンプ場に停車するキャンピングカー

暑寒海浜キャンプ場

増毛町の暑寒海浜キャンプ場も、何日も滞在することが多い場所です。

海のすぐ近くで過ごせるお気に入りのキャンプ場ですが、暑い日もあれば強風の日もあります。2026年には外気温が29℃まで上がり、朝から冷房を使った日もありました。一方で、最高気温24℃ほどで、日中ほとんど冷房を使わず過ごせた日もあります。

北海道増毛町の暑寒海浜キャンプ場から眺める海

キトウシ(来止臥)野営場

キトウシ野営場も、毎年1週間から10日ほど滞在する大好きな場所です。2022年から毎年訪れていて、2024年7月には8泊しました。

太平洋を目の前に眺めながら、PC作業をしたり、旅人と話したり、ご飯を食べたりしながら過ごしています。何か特別なことを毎日しているわけではありません。

キトウシ野営場から眺めるキャンピングカーと青い太平洋

それでも長くいたくなる。

この感覚も、長期滞在にはかなり重要だと思っています。

条件1|生活に必要な水を確保できる

まず大事なのが水です。キャンピングカーで生活していると、思っている以上に水を使います。

我が家の場合、

  • 炊飯
  • コーヒー
  • 飲み水
  • 食器洗い
  • 手洗い
  • 車内シャワー

などで水を使っています。

1泊だけなら、あらかじめ積んできた水だけでも問題ありません。でも何日も滞在すると、当然減っていきます。

北村中央公園では、炊飯やコーヒー用の水を補給しながら滞在しています。9連泊を終えて出発する朝にも、給排水タンクの水を入れ替え、炊飯やコーヒー用の水を追加しました。

私の場合、

「キャンプ場に水道があるか」だけを見ているわけではありません。

大事なのは、

自分のキャンピングカー生活で必要な量の水を、無理なく補給できるか。

ということです。長く滞在するなら、これはかなり大きな条件になります。

条件2|トイレを毎日無理なく使える

トイレも当然必要です。ただ、

「トイレがあるからOK」

だけではありません。

1週間滞在すれば、何度も使います。昼間だけではなく、朝も夜も使います。

なので私の場合、

  • キャンピングカーから遠すぎないか
  • 夜でも行きやすいか
  • 普通に使い続けられる状態か

というところも重要です。

1泊なら多少不便でも我慢できます。でも、それが毎日となると話は別です。

長期滞在では、設備の有無だけではなく、

毎日の生活動線として無理がないか。

という見方が必要だと思っています。

条件3|給水だけでなく排水まで考える

水を入れられるだけでは、長期滞在はできません。使った水も出てきます。

キャンピングカーで何日も生活していると、

「水をどう入れるか」と同じくらい「使った水をどうするか」

が大事になります。

我が家では、給排水タンクの水を定期的に入れ替えながら旅をしています。稚内に21泊したときも、途中で給排水タンクを交換しながら生活していました。

水を補給し、使った分を適切に処理して、また次の水を補給する。この繰り返しです。

長期滞在になると、

水道があるかどうかではなく、給排水を含めた水の循環を続けられるか。

ここまで考える必要があります。もちろん、排水については滞在場所のルールに従って処理することが前提です。

条件4|食料がなくなっても滞在を続けられる

次は食料です。これも長く滞在すると必ず減ります。

2026年に稚内森林公園キャンプ場へ21泊したときは、途中の買い出しは0回でした。かなり食材を積んだ状態で入っています。

でも、いつもそうとは限りません。北村中央公園に滞在していたときは、玉子がなくなって近くへ買いに行ったこともあります。

つまり、

キャンプ場のすぐ横にスーパーがなければ長期滞在できない

ということではありません。

最初からある程度まとめて準備しておく方法もあります。近くに買い物できる場所があれば、必要なものだけ補充する方法もあります。

大事なのは、

食料がなくなった瞬間に、その場所から出なければならない状態にしないこと。

だと思っています。

キトウシ野営場へ向かうときも、途中でスーパーへ寄って食材を買ってから入ることがあります。2025年も、キトウシへ向かう前にトライアルで食材を購入してから野営場へ向かっています。

長く滞在するつもりなら、

入る前の準備も含めて長期滞在。

そんな感じです。

条件5|使った電気を自分で戻せる

私の旅では、これはかなり重要です。

同じ場所に何日も滞在すると、当然走行充電がありません。それでも、冷蔵庫やPC、スマホ、テレビ、照明などは毎日使います。暑ければ冷房、寒ければFFヒーターも使います。

つまり長期滞在するなら、

使った電気をどうやって戻すか

を考えなければいけません。

我が家は現在、24V 300Ahのサブバッテリーと1,350Wのソーラーパネルを載せています。晴れればかなり電気を戻せます。

暑寒海浜キャンプ場では、200Ahを切っていたサブバッテリーが、その日のうちに満充電まで戻ったこともあります。

逆に天気が悪ければ、使う電気を調整します。北村中央公園でも、曇り空の中で300〜500W程度発電し、夕方には250Ah台まで回復した日がありました。

私が電気を見るときに考えているのは、

「今、何%残っているか」だけではありません。

大事なのは、

「この先、いつ電気を戻せるか」

です。

この話については、別の記事で詳しくまとめています。

キャンピングカーで雨が続くと電気はどうなる?長期滞在で実際にやっている電気管理
キャンピングカーで雨や曇りが続くとサブバッテリーはどうなる?24V 300Ah・ソーラー1,350Wで長期滞在する我が家が、残量約50%まで減った実例、節電する家電、晴天時の回復、移動判断まで実体験で紹介します。

長期滞在を考えるなら、バッテリー容量だけではなく、

滞在中に使った電気を戻せる仕組み

まで考えておいた方がいいと思います。

条件6|暑さ・寒さ・雨・風に対応できる

北海道だから、夏はずっと涼しい。

そんなことはありません。

暑寒海浜キャンプ場では、2026年7月に外気温29℃、車内温度29.9℃になり、朝から冷房を使った日がありました。

暑寒海浜キャンプ場で車内温度29.9度を示す温度計

別の日には強風。海沿いなので、風が強い日はかなり吹きます。

一方、キトウシ野営場では秋になるとかなり冷えます。2025年9月末には朝方にFFヒーターを使っています。最高気温も17℃ほどでした。

同じ北海道でも、暑い日もあれば寒い日もあります。雨や強風、霧に当たることもあります。

1泊だけなら、「今日は暑かったな」で終わります。でも1週間いれば、その間に天気は何度も変わります。

長期滞在では、

キャンプ場そのものが快適かどうかだけでなく、自分のキャンピングカーが天候の変化に対応できるか

ということも重要です。

暑ければ冷房を使い、少し暑いくらいなら扇風機やマックスファンで過ごします。寒ければFFヒーター。雨が続いてソーラー発電が期待できないときは、電気の使用量も調整します。

そうやって、その日の状況に合わせて生活しています。

条件7|シャワーや洗濯まで含めて生活できる

1泊や2泊なら、お風呂は移動途中の温泉でもいいと思います。

でも1週間、10日、20日と滞在すると、

身体を洗うことや洗濯も「旅のイベント」ではなく普通の生活になります。

我が家には専用のシャワールームはありません。エントランス部分に防水カーテンを広げて、必要なときだけシャワースペースを作っています。

1回に使う水は約9L。頭も身体も洗っています。

キャンピングカーの車内シャワーで使用する10Lポリタンクとシャワーホース

稚内森林公園キャンプ場に21泊したときは、車内シャワーを9回使いました。だから、お風呂に入るためだけに車を動かす必要はありませんでした。

キトウシ野営場でも、普通に車内シャワーを使いながら滞在しています。

私にとって車内シャワーは、

キャンピングカーの特別な装備というより、長期滞在するための生活設備

なんですよね。

車内シャワーについては、こちらの記事で実際の仕組みを詳しく紹介しています。

キャンピングカーの車内シャワー|約9Lで使う仕組み・排水・使い勝手
こんにちは。おでかけ部のなかじです。キャンピングカーにシャワーは必要なのか。キャンピングカーを購入するときや、自作するときに迷う装備のひとつだと思います。我が家の場合は、迷いません。もし次にキャンピングカーを作るとしても、車内シャワーは必ず…

洗濯も同じです。何日もいれば洗濯物は出ます。

長期滞在をするなら、

寝る場所があるだけではなく、シャワーや洗濯まで含めて生活を回せるか。

ここまで考えておくと、かなり楽になります。

条件8|何日いても「そろそろ出たい」と思わない

最後の条件は、設備ではありません。

私はこれが結構大事だと思っています。

水がある。トイレもある。電気にも困らない。設備だけ見れば、長期滞在できそうな場所は他にもあります。

でも、

実際に長くいたいと思うかどうかは別なんですよね。

朝起きてコーヒーを淹れ、PCを開いて仕事をする。昼ご飯を食べたあと、外へ出て旅人と話したり、夕方になったら景色を眺めたりします。

焚き火をする日もあれば、特に何もせず過ごす日もあります。

そんな毎日を繰り返しても、

「もうそろそろ移動しようかな」

と思わない場所があります。

私にとって、キトウシ野営場はまさにそんな場所です。2022年から毎年訪れています。

目の前は太平洋。朝は霧で何も見えなかったのに、午後になると晴れて海が見えることもあります。夕焼けを見たり、夜には星を見たり、旅仲間とご飯を食べることもあります。

2025年の滞在でも、雨の日は車内でPC作業をし、晴れれば外へ出るという普通の生活をしています。

キトウシ野営場で焚き火とランタンを囲み月を眺める夜

稚内森林公園キャンプ場も同じです。21泊して出発するときに、「やっと出発できる」ではなく、

「また来年も楽しみ」

と思える。

これって、結構大事だと思います。

長期滞在する場所は、

便利な場所だけではなく、そこに居続けたいと思える場所。

こういうことはキャンプ場の設備だけでは分かりませんが、私にとってはかなり重要な条件です。

私が長く滞在している4つの無料キャンプ場は、それぞれ理由が違います

ここまで8つの条件を書いてきましたが、実際にはすべてのキャンプ場が同じ条件を満たしているわけではありません。私が長く滞在している4つの場所も、それぞれ良さが違います。

稚内森林公園キャンプ場|21泊しても生活を続けられる

2026年は21泊22日。その間、買い出しも走行充電もせずに過ごしました。

シャワーを浴びて、仕事をして、ご飯を作って、旅仲間と過ごす。

私にとって、

「キャンピングカーで生活しながら長期滞在する」

というスタイルが一番分かりやすく出ている場所かもしれません。

北村中央公園ふれあい広場キャンプ場|生活を回しやすい

北村中央公園では、水を補給しながら過ごせます。必要になれば近くで買い物もできます。

天気が悪ければ電気の使い方を調整し、天候が回復すればソーラーで戻す。2026年の9連泊でも、そんな普段通りの生活を続けています。

私にとっては、

長く生活を回しやすい場所

という感じです。

暑寒海浜キャンプ場|天候と付き合いながら海辺で暮らす

暑寒海浜キャンプ場は海が近く、夕日もきれいです。その一方で、暑い日や風の強い日、天気の悪い日もあります。

そんな中でも、必要なら冷房を使い、ソーラーで電気を戻し、シャワーや洗濯をしながら何日も滞在しています。

私にとっては、

海辺で暮らしている感じが強いキャンプ場

です。

キトウシ野営場|毎年また戻りたくなる

そしてキトウシ野営場。

ここは、便利だから長くいるというだけではありません。2024年7月には8泊。そして別の時期にも訪れています。

2025年の記事にもあるように、2022年から毎年訪れています。

海を眺めながら仕事をしたり、車内シャワーを使ったり、焚き火をしたり、旅人と話したりしながら1日を過ごします。

特別な観光をしているわけではないのに、普通に1日が終わる。そして翌日も、「今日は移動しよう」とは思わない。

私の場合、

こういう場所が一番長期滞在向きなのかもしれません。

長期滞在で大事なのは「キャンプ設備」より「生活できること」

無料キャンプ場を探していると、どうしても設備を見ます。

トイレ。
炊事場。
水道。
ゴミ。
温泉。
買い物。

もちろん大事です。

でも、実際に1週間、10日、20日と滞在してみると、それだけではありません。

水を補給して、使った水を処理する。食料を確保しながら、使った電気も戻していく。

暑さや寒さに対応しながら、シャワーを浴びたり洗濯したり、必要なら仕事もする。

そして、

そこに何日いても苦にならない。

私の場合、この条件が揃ってくると、キャンプ場に「泊まっている」という感覚がだんだん薄くなります。

キャンピングカーを停めたその場所で、

普通に暮らしている。

そんな感じになります。

まとめ|長期滞在できるかは「そこで暮らせるか」で考えています

北海道には素晴らしい無料キャンプ場や野営場がたくさんあります。

でも、

無料だから長期滞在に向いている。

というわけではありません。

私が長く滞在できるかを見るときに考えているのは、

  1. 生活に必要な水を確保できる
  2. トイレを毎日無理なく使える
  3. 給排水を続けられる
  4. 食料を確保できる
  5. 使った電気を戻せる
  6. 暑さ・寒さ・雨・風に対応できる
  7. シャワーや洗濯まで含めて生活できる
  8. 何日いても苦にならない

この8つです。

もちろん、全部が完璧である必要はありません。自分のキャンピングカー側で補えるものもあります。

食材を多めに積めば、スーパーが近くになくてもいい。大きなソーラーがあれば、外部電源がなくてもいい。車内シャワーがあれば、温泉が近くになくてもいい。

つまり、

キャンプ場の設備と、自分のキャンピングカーでできることを組み合わせて生活を成立させる。

これが、私の長期滞在のやり方なんだと思います。

2026年の稚内森林公園キャンプ場では、実際に21泊22日過ごしました。その21日間、買い出しも走行充電もせず、それでも普通に生活できました。

21泊の間にどんな生活をしていたのか。食事、水、電気、シャワー、洗濯なども含めて、

無料PDF「稚内に21泊してわかったこと」

にまとめています。

稚内に21泊してわかったこと | 旅スタイル別 キャンピングカー購入ガイド
0回 買い出し 0回 走行充電 6回 冷房を使用 350円 滞在中の追加支出

これから北海道で長期のキャンピングカー旅を考えている方の、ひとつの参考になればと思います。

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