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こんにちは。おでかけ部のなかじです。
いつもの車で出かける日帰り旅行。朝早く出発して、観光地を巡り、美味しいものを食べて、その日のうちに帰ってくる。これも楽しい旅ですよね。
でも、もしその日のうちに帰らなくてもよかったら?
もう少し遠くまで行ってみたり、気になった場所でもう少しゆっくりしたり。翌朝から旅の続きを楽しむこともできます。
それを可能にしてくれるのが、車中泊です。
「でも、キャンピングカーなんて持っていないし……」
そう思う方もいるかもしれません。でも、車中泊をするために、必ずしもキャンピングカーが必要なわけではありません。
実は私も、キャンピングカーを購入するずっと前、20数年前にミニバンで車中泊をした経験があります。当時は、今のようにシートの段差を埋める専用マットなどもありませんでしたが、それはそれで楽しい思い出になっています。
今回は、現在乗っている車を使って、日帰り旅行から1泊2日、そして2泊3日の旅へと行動範囲を広げるための方法を紹介します。

いつもの車が、今夜の寝室に大変身!
車中泊を始めるとき、まず考えたいのが寝る場所です。
車にキッチンがあるか。冷蔵庫があるか。大きなバッテリーがあるか。
そういった設備よりも、まずは車内で身体を伸ばして眠れる場所を作れるかどうかを確認することが大事です。
20数年前、私はミニバンで車中泊をしました
私が普通の乗用車で車中泊をしたのは、今から20数年前のことです。
遠方で仕事の打ち合わせがあり、当日の朝から移動するのではなく、前日に現地へ向かって車中泊をしました。そして翌朝、午前中の打ち合わせへ向かいました。
当時乗っていたのはミニバンです。ただ、今のようにシートの段差を埋める便利な車中泊用マットなどはありませんでした。
そこで使ったのが、タオルケットです。
シートの段差は、タオルケットなどを使って埋めていました。今のような専用マットはありませんでしたが、そんな工夫をしながら車内で寝ていました。
今のように車中泊用品が豊富に揃っている時代ではありませんでしたが、そんな車中泊も、今では楽しい思い出として残っています。
今なら寝床を作るための用品も選べます
現在は、車中泊用のマットや、シートの段差を調整するための用品など、いろいろなものが販売されています。
ただし、どの車でもシートを倒せば快適に眠れるわけではありません。車種によってシートの形も違いますし、背もたれと座面の間に大きな段差ができることもあります。
まずは自分の車で寝る場所を作り、実際に横になってみることです。
身体を十分に伸ばせるか。寝返りを打てるか。背中や腰に大きな段差が当たらないか。
そこで問題があれば、マットやクッションなどで調整します。
シートの段差を埋める専用マットもあります
私が20数年前にタオルケットで埋めていたようなシートの段差も、今では専用のマットやクッションが販売されています。
こうした商品を使えば、シートの凹凸やすき間を埋めて、寝床を平らに近づけられる場合があります。
ただし、段差の位置や高さは車によって違います。自分の車のシート形状やサイズに合う商品かどうかは、購入前に確認したいところです。
身体の下に敷く車中泊用マットも便利です
段差を調整したら、その上に車中泊用のマットを敷く方法もあります。
車内の床やシートは、普段のベッドとは違って硬さが気になることもあります。そんなときに、厚みのある車中泊用マットが選択肢になります。
空気を入れて膨らませるインフレーターマットなどもあるので、敷けるスペースの広さや収納場所に合わせて探してみるといいと思います。
※ここで紹介する商品は、私が実際に使った商品のレビューではなく、寝床づくりに使える用品として紹介しています。購入する場合は、車内の寸法や商品の仕様を確認してください。
最初から高価なベッドキットを購入する必要はありませんが、安全に眠れる広さと寝心地は確保しておきたいところです。
まずは今の車で、無理なく眠れる寝床を作れるか。
車中泊の準備は、ここからだと思います。

ポータブル電源なしでも、旅は始められる!
車中泊を始めようとすると、ポータブル電源も必要なのではないかと考える方もいると思います。
ポータブル電源があれば、扇風機やパソコンなど、車内で使える電化製品の選択肢が増えます。もちろん便利ですが、初めての車中泊でどこまで必要かは別の話です。
たとえば、必要なのがスマートフォンの充電と小さなLEDライトくらいなら、スマホを充電できるモバイルバッテリーと充電式ライトを用意する方法もあります。
もちろん、必要な電気の量によって話は変わります。
電気毛布を使いたい。扇風機を長時間使いたい。パソコンで仕事をしたい。
そんな使い方になれば、ポータブル電源を検討する意味も出てきます。
今の私のキャンピングカーには、大きなサブバッテリーやソーラーパネルを載せています。でも、それは同じ場所に何日も滞在しながら、車内で生活するためです。
初めて車中泊をする人が、最初から同じような設備を用意する必要はありません。
必要な電気の量は、車内で何をするかによって変わります。
まずは自分が使いたいものを整理する。そのうえで、本当に必要になったものから揃えていく方法でもいいと思います。
ただし、ポータブル電源がなくても暑さや寒さを我慢して眠れるという意味ではありません。安全に過ごせる気候や車内環境を選ぶことが前提です。

キッチンもシャワーも不要!旅先で全部楽しもう!
キャンピングカーには、キッチンや冷蔵庫、シャワーなどを備えた車もあります。
私が現在乗っているキャンピングカーにも、車内で生活するための設備をいろいろと搭載しています。
でも、これらは長期滞在をする私の旅のスタイルに合わせたものです。1泊2日や2泊3日の旅行なら、車内にすべての設備を揃える必要はありません。
食事は旅先のご当地グルメを楽しむ
旅先で美味しいものを食べるのも、旅行の楽しみのひとつです。地元の食堂に寄ったり、その土地ならではの料理を食べたり。せっかくなら、そんな楽しみ方もいいですよね。
朝食だって、近くのお店やコンビニなどを利用できます。
車内で調理しないのであれば、コンロや調理器具、食器などを最初から一式用意する必要はありません。
車内で料理をすることが目的でなければ、食事は旅先で楽しむ。これもひとつの旅のスタイルです。
お風呂は温泉や入浴施設を利用する
お風呂についても同じです。
車内にシャワーがなくても、旅先の温泉や入浴施設を利用する方法があります。宿泊場所の近くに利用できる施設があるか、事前に調べておけばいいわけです。
私自身、今のキャンピングカーでは車内シャワーを使っていますが、旅の途中で温泉に立ち寄ることもあります。温泉そのものが旅の楽しみになりますからね。
キッチンもシャワーも、あれば便利です。でも、初めての車中泊に必ず必要な設備というわけではありません。
車内でできないことは、旅先のお店や施設を利用すればいいんです。
最初はそんな考え方でも十分だと思います。

今日帰らない!明日はもっと遠くへ!
今回、一番伝えたいのがこの部分です。
日帰り旅行の場合、どれだけ遠くへ行っても、その日のうちに自宅へ戻らなければなりません。
朝から観光して、夕方には帰り道を考える。
「もう少し先まで行ってみたいけど、帰りが遅くなるから今日はここまで」
そんなこともありますよね。でも、車中泊ができれば、その日のうちに帰る必要がなくなります。
日帰り旅行と車中泊旅行の違い
たとえば、日帰り旅行なら、
自宅 → 観光 → 自宅
これで1日が終わります。ところが、車中泊ができれば、こんな旅も考えられます。
1日目:自宅を出発 → 観光 → 車中泊
2日目:翌朝から観光 → さらに先へ → 車中泊
3日目:旅の続きを楽しんで帰宅
1日目に自宅へ帰らなくていいので、その先の観光地まで足を延ばすこともできます。
もちろん、宿泊する場所は車中泊が認められている施設を選び、利用条件を確認することが前提です。
1泊できるだけで旅の計画は変わる
大きな違いは、1日目の終わりに自宅まで帰らなくてよいことです。
翌朝は、その場所から旅の続きを始められます。
昨日は行けなかった場所へ足を延ばしたり、少し遠くにある観光地を訪ねたりすることもできます。
2泊3日の旅なら、さらに余裕を持って移動先を考えることもできるでしょう。
ホテル代を節約できることも車中泊の魅力かもしれませんが、今回伝えたいのはそこではありません。
その日のうちに帰らず、翌日も旅の続きを楽しめること。
私は、ここが大きな魅力だと思っています。

初めての車中泊では、どこに泊まるかも大切です
ここまで車中泊の楽しさについて紹介してきましたが、もうひとつ大事なことがあります。
どこで車中泊をするか、ということです。
車内に寝床が作れたからといって、どこにでも車を停めて泊まってよいわけではありません。
初めてなら、車中泊を認めているオートキャンプ場や、利用する車種が条件に合うRVパークなどを探すのもひとつの方法です。
そのときに確認しておきたいのは、車中泊の可否だけではありません。
- 夜間にトイレを利用できるか
- 車を安全に停められるか
- 夜間の出入りや施設の利用条件
- 食事や入浴ができる場所
- 就寝時の気温や換気
- 緊急時に移動できる状態か
こういったことも事前に確認しておくと安心です。
特に気をつけたいのが暑さと寒さです。
一般的な乗用車は、エンジンを止めると車内温度を快適に保つことが難しい場合があります。暑い時期は熱中症、寒い時期は低体温症などの危険もあります。
車中泊では、エンジンをかけっぱなしにして眠らないこと。車内でコンロなどの火を使って暖を取らないことも大切です。
また、換気にも注意が必要です。暑すぎたり寒すぎたりする日は無理をせず、安全に眠れる環境を優先しましょう。
無理に車中泊をする必要はありません。天候や気温が厳しいときは、宿泊施設を利用する、予定を変更するなどの判断も大切です。
初めての車中泊、出発前に確認しておきたいこと
ここまでの内容を踏まえて、初めて車中泊へ出かける前に確認しておきたいことをまとめてみました。
- 寝床: 車内で身体を伸ばして横になれるか。段差やすき間が気にならないか
- 寝具: 季節や気温に合った寝具を用意できているか
- 電源: スマートフォンなど、必要なものを充電できるか
- 食事: 旅先で食事をする場所や方法を考えているか
- 入浴: 利用できる温泉や入浴施設を調べているか
- 宿泊場所: 車中泊が認められている場所を確保できているか
- 安全面: 就寝時の気温や換気、天候に無理がないか
まずは、このあたりを確認しておけば、何が足りないのかも見えてくると思います。
実際に車中泊をしてみれば、「もう少し厚いマットが欲しい」「明かりがあった方が便利」「こんな電化製品を使いたい」といったことも出てくるかもしれません。
そうなったときに、自分の旅に必要なものを少しずつ追加していけばいいんです。
最初から完璧な車中泊仕様を目指さなくても、始める方法はあります。
まとめ|今の車から、旅の可能性を広げよう!
私が20数年前にミニバンで車中泊をしたときは、今のような便利な用品はありませんでした。
タオルケットなどを使ってシートの段差を埋め、仕事の打ち合わせの前日に車内で一晩過ごしました。
今でも、それはそれで楽しい思い出です。
現在はキャンピングカーで長期間の旅をしていますが、初めての車中泊から同じような設備が必要だとは思いません。
まず寝床を作る。必要な電気は最小限から考える。食事やお風呂は旅先で楽しむ。
そして、安全に泊まれる場所を確保する。
それができれば、日帰りだった旅行を1泊2日へ、さらに2泊3日へと広げることもできます。
今日中に帰らなくてもいい。明日は、昨日よりもっと遠くへ。
車中泊には、そんな楽しみ方があります。
今乗っている車で車中泊ができるかどうか、一度確認してみてはいかがでしょうか。
いつもの車でも、新しい旅の楽しみ方が見つかるかもしれません。
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